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側弯症や先天性股関節脱臼などの病気は、手術などの治療のあと長期間経過をみる必要があります。
私が20年間勤めた大阪医科大学整形外科を退職したあと、長い間外来に通院してきていただいた患者さんに、私がほかの病院で以前と同じように診察していることを、どのようにして連絡すれば良いか考えあぐねていました。
個人情報の壁があり、大阪医科大学病院のカルテから患者さんの住所や電話番号を調べて連絡することができなかったからです。
私が大阪医科大学を退職したことがきっかけで、通院を止めてしまった患者さんも少なくないのではないかと心配しています。
このホームページを開設することが、そのひとつの解決策ではないかと考えました。
もし、このホームページを見つけられたら、是非e-mailなどでお気軽にご連絡ください。 |
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1978年 |
大阪医科大学卒業 整形外科学教室入局 |
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1982年 |
フランス政府留学生試験合格
Lyon大学病院 (Centre des Massues) で研修 |
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1983年 |
Paris大学で研修開始
(Hôital Saint-Vincent-de-Paul, Hôital Saint-Joseph,
Hôital des Enfants Malades, Hôital Pitié-Salpétrière) |
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1984年 |
米国A.I.Du Pont Institute、The Campbell Clinic、
Stanford 大学小児病院で研修 |
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1985年 |
新しい側弯症手術法(CD法)を日本に初めて導入し、手術を行う。 |
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1992年 |
医学博士 |
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1997年 |
大阪医科大学助教授 |
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2005年 |
恒仁会近江温泉病院 副院長 |
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2007年 |
医療法人寿楽会 大野記念病院 脊椎・側弯センター長 |
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2009年 |
財団法人近江愛隣園 今津病院 小児・側弯センター長 |
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2012年 |
財団法人近江愛隣園 今津病院 院長 小児・側弯センター長 |
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- 日本整形外科学会 専門医
- 日本リハビリテーション医学会 専門医
- 日本超音波医学会 専門医
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- 日本側彎症学会 名誉会員
- 日本小児整形外科学会 名誉会員
- 日本整形外科超音波学会 名誉会員
- 日仏整形外科学会 専門医
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私が白衣を着ないわけ
白衣は医者の象徴です。しかし、私はいつのころからか白衣を着なくなりました。白衣が嫌いだとか、白衣を着ないことに対して何かこだわりがあるわけではありません。気がつくといつの間にか病院で白衣を着ていなかったのです。
患者さんからよく「先生はなぜ白衣を着ないんですか」と聞かれます。
私は医者になりたてのころ、京都の聖ヨゼフ整肢園という病院に勤めていたことがあります。ほとんどが子供の患者さんでした。子供にとって病院というところはとてつもなく恐ろしいところです。お母さんに手を引かれて診察室に入り、白衣の医者や看護婦さんを見ると突然泣き出す子供が多いのは仕方がないことでしょう。「ついこの前、病院で注射をされたので、白衣のひとを見ると怖がるんです」といわれるお母さんが多かったので、白衣を着ないで診察すると子供の怖がりかたが少なくなりました。しかし、病院で白衣を着ないと大人の患者さんやご両親には、私が医者なのかどうかわかりません。それで、白衣を着たり着なかったりしていました。
大阪医科大学で小児整形外科を担当するようになってからも、白衣を着たり着なかったりしていましたが、病棟では医者の象徴であるということで白衣を着ていました。ある日小児病棟に行ったとき、私の受け持ちではない他科の子供の患者さんが白衣を着ていない私に、「先生!」といって駆け寄ってきました。子供は大変敏感です。白衣も着ていないのに、雰囲気で医者かどうかわかるのです。このようなことがこのあともしばしばありました。
いまでは、ほとんどの子供たちは待合室で泣き叫んでいても、診察室に入って私を見るなりピタッと泣き止みます。きっと「怖いけど、信頼してもよさそうなやつ」だと思われているのでしょう。
以上のようなわけで、傷の消毒や包帯交換のときなど感染に注意しなくてはならないときや、出血がひどい傷の処置などを除いて、大人の患者さんの診察時にも白衣を着ないことが多くなりました。 |
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患者さんからのお便り
私のところに届いた患者さんからの体験記を、
ご本人の承諾のもとに掲載させていただきます。
杉本佳名子さんの体験記
●「難病を克服して」
杉本佳名子さんが、中学1年生の時に書かれた作品です。
2014年「第64回全国小・中学校作文コンクール」(読売新聞社主催)において読売新聞社賞佳作に選ばれました。
◆「難病を克服して」(PDF)を読む >>
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